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アルコール依存症とは

27日。アルコール依存症は否認の病気?否認してたら変われない。~アル中病棟編~

2月1日(火)久里浜医療センター

いいちまるです

このブログは

アルコール依存症の

アルコール依存症による

アルコール依存症とその家族の為の

ブログである。

ハイ。

Rチウねずみ
お酒飲んで記憶無くすし、たまに遅刻したり問題もたまに起こすけど依存症ではないよ
仕事、私生活に支障が出てる時点で依存症なんだよ
いいちまる

【久里浜医療センター】

今日のスケジュール

今日は9:30分から体力測定がありました。

アル中のおじさん達の体力測定。

これは大変であります。

なんせただでさえ身体が弱っているのに、

さらに1ヶ月くらいの入院生活でダラけまくってますからね。

41歳のTさんなんて、右手の握力12キロでしたよ。

握力12キロって、小袋醤油開けれるの?

恥ずかしながら

そんなボロボロな僕らであります。

[体力測定の項目]

  1. 長座前屈
  2. 握力測定
  3. 閉眼片足立
  4. 反復横跳び
  5. 最大一歩幅

最大一歩幅ってやつだけ参考画像なかったけど、直立した状態から片足を大きく一歩前に出し、その歩幅を測るという物です。

適当に測定を受けていたいいちまるでしたが、みなぎる若さもあり

(久里浜医療センターでは周りが年寄りばっかなので、なぜか39のおっさんが若者の部類になる)

長座前屈、握力測定、閉眼片足立と、ここまで全ての計測値でぶっちぎりの好成績であります。

まるで小学生の徒競走にウサイン・ボルトが参加したかのごとくぶっちぎりなわけです。

ハイ。

いいちまるも乗ってきますよそれは。

『よーしやるぞ』と・・・。

『やったるぞ』と・・・。

『次の反復横跳び全力出したるわ・・・』

となるわけですよ。

んで、

やったんですわ。

全力で。

きっと、みんなの目にはいいちまるの姿、

残像にしか見えなかった事でしょう。

ヘリコプターの羽が回るときって、早すぎて羽が逆回転に見えるでしょ?

あんな感じで、いいちまるの動きも逆再生に見えてたかもしれません。

とにかく全力でやりました。

『はぁ・・・はぁ・・・』

汗だくですよ。

んで、

反復横跳びの計測結果見てみたんですよ。

そしたら、

5段階評価

5点満点のうち

何点だったと思います?

1点

シバいたろか?

アルコール依存症は否認の病気と呼ばれている。

皆さんの周りにもいますよね?

どう見てもアルコール依存症の人。

飲んだ時の記憶を覚えてない、飲むと明らかに性格が変わる、道端で寝てしまう・・・。

こんな行動、普通の人から見たら異常ですよね。

では、当の本人の自覚はどうでしょう。

間違いなく自分をアルコール依存症とは思ってないでしょう。

日本には現在、約100万人のアルコール依存症がいると言われています。

しかし実際アルコールの専門院などで治療をしている人は約5万人です。

全体の5%の人しか自分を依存症だと認めていないのです。

なぜ自分を依存症と認めないのか。

いいちまるも長いあいだ認めなかったので、気持ちは痛いほどわかります。

なぜ認めないと思います?

それはアルコールが相棒だからです。

長年連れ添ってきた相棒、

長年連れ添って、バカ騒ぎしたり笑ったり泣いたり、

ともに長年良い関係で過ごしてきた相棒なのです。

なのでどうしても今までの関係から、今まで通り上手に付き合っていけると思ってしまいます。

だってあんな良い奴だった相棒が、自分に害をくわえるわけないじゃないですか。

この深層心理に根強く存在する意識がとても厄介です。

今まで共に歩んで来たんだから大丈夫という意識が本当に危険なのです。

そのため、

『ちょっとなら飲んでも大丈夫』『強い意志があればお酒を減らせる』

とか。

『お酒を飲めない人生なんて楽しくない』『人との付き合いができなくなる』

と考えてしまいます。

そして依存症はどんどん加速していきます。

そのため何度もお酒で失敗しているにも関わらず、

『今度こそ節酒する』『機会飲酒だけにする』

という守れない目標をたて、

ずるずるとアルコール依存症の悪循環にハマっていくのです。

依存症の否認タイプ

アルコール依存症の人には、さまざまな問題否認のパターンがあります。

  1. 問題否認タイプ
    • 『アルコール依存症かもしれないけど自分は軽症だ』『飲酒問題はあるけどそんなにひどくない』
  2. 節酒派タイプ
    • 『節酒すればうまく飲める』『しばらく禁酒するけどたまには飲む』『たまに飲むくらいなら大丈夫』
  3. 逃避型飲酒タイプ
    • 『ストレスがあるからやめられない』『付き合いのため飲むしかない』
  4. 言い訳タイプ
    • 『冠婚葬祭だから飲んでしまった』『友達との久しぶりの再会でついつい飲んでしまった』
  5. 感情論タイプ
    • 『酒が好きだから飲むんだ』『自分から酒を取ったら自分じゃなくなる』
  6. 諦めタイプ
    • 『断酒なんて無理に決まってる』『アルコール依存症なんだから、酒をやめられるわけない』
  7. 投げやりタイプ
    • 『酒をやめても良いことなんかない』『どうでもいい』
  8. 断酒簡単タイプ
    • 『いつでも酒なんてやめれる』『通院なんて必要ない』『今日は飲むけど明日からやめる』

このような考え方があるため、なかなかお酒がやめられないのです。

この考え方は根深く根強く深層心理に染み付いているためなかなか考えを変える事ができません。

しかし、この考え方を180°変えるしか断酒への道は開けないのです。

お医者さんや家族、会社の人達が『断酒しなさい』というだけでは無理なのです。

本人が考え方を自分自身で見直し、変えていくしかありません。

自分の心で納得するには、何度も何度も自問自答する必要があります。

お酒が原因で何度も何度も失敗し、色々なものを失い、学ぶのです。

もうこりごりだ』と。

そして自分自身が本当に納得して、今までのお酒に対する考え方を変える事ができた時、

初めて断酒への道が開けるのです。

自分が依存症である事を否定しない。

本当に認めたときに道が開ける

【久里浜医療センター】入院食

みそ汁(揚げ、サヤエンドウ)・プレーンオムレツ・春菊浸し・パック佃煮・牛乳

さわらごま焼き・パプリカソテー・麻婆茄子・カリフラワー甘酢煮・オレンジ

牛肉炒め煮・湯豆腐・大根ゆかり和え・ヨーグルト

今日も1日禁酒お疲れ様でした。

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