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断酒の方法

51日目。断酒の方法。~アル中病棟編~

2月25日(金)久里浜医療センター

いいちまるです

このブログは

アルコール依存症の

アルコール依存症による

アルコール依存症とその家族の為の

ブログである。

ハイ。

Rチウねずみ
あ〜、まーた3週間しか断酒できなかったわ〜・・・。
何か断酒に良い方法は無いのかしら
あやちゃん
いいちまる
一人で断酒するのは不可能に近いよ!今日は断酒の方法を教えるね

【久里浜医療センター】

今日のスケジュール

断酒する方法

断酒をするにはまず段階があります。

  1. 身体の治療
    • アルコールによる離脱症状の治療。
    • 肝臓などの内臓の治療。
    • 食事療法により健康を取り戻す。
  2. 心理的な治療
    • アルコール依存症について学び、病気と向き合う。
    • 今までのお酒に対する考え方、捉え方を変えて行く。
    • 抗酒剤などで飲酒欲求を軽減させる。
  3. アフターケア
    • 定期的な通院
    • 自助グループ

身体を治す→考え方を治す→継続させる。

このステップを踏んで行きます。

病状によって通院での治療か入院での治療かを選ぶ事になります。

いいちまるのお勧めは入院です。

今まで通院での治療も散々試してきましたが、なかなか難しいです。

その理由は、断酒は最初の3ヶ月がめちゃくちゃ難しい事にあります。

断酒し始めの3ヶ月は本当に大変

断酒開始48時間。(離脱期)

半端じゃない離脱症状が襲ってきます。

断酒始めてから一番の苦しい時です。

この2日間はとにかく体も精神も苦しいので、アルコール専門病院にかかれるなら行ったほうが良い。

離脱症状を抑える薬や睡眠導入剤などを処方してもらえる。

断酒開始時48時間後
食事摂れない少し食べれる
睡眠寝れない少し寝れる
体調立てない歩ける

断酒後2週間。(緊張期)

これは断酒開始から最も辛い時期の2週間『緊張期』

断酒開始48時間が一撃のハードパンチと例えるなら、

断酒後2週間はジワジワと攻撃してくるボディーブローです。

不眠と飲酒欲求との闘い。

食事は摂れるようになっている為そこそこ身体は元気だが、

とにかく不眠に悩まされる。

不眠と酒の離脱症状のため精神がとても不安定な時期。

些細なことでもイライラする。

あまりにも不眠がキツく、イライラして飲酒に走りそうならアルコール専門病院を受診して睡眠導入剤をもらうのもあり。

断酒後3ヶ月(ハネムーン期

不眠が解消されて身も心も元気を取り戻している。

今までお酒を飲んでいた頃より体調が良い。

3ヶ月というのは怖いもので、あの強烈に苦しんでいた体験をすっかり忘れてしまう。

一杯くらい大丈夫だろうと安易に考える。

断酒後2週間までは身体の不調と、苦しかった離脱症状の記憶がまだ鮮明に残っているためわりと断酒できるが、

せっかく頑張って断酒したのに再飲酒しやすいのがこの時期。

アルコール専門病院に入院すると入院期間は3ヶ月です。

このいちばん再飲酒する難しい時期を病院で断酒できるわけです。

強制的に断酒ができます。

ハイ。

認知行動療法

認知行動療法は様々な依存症の治療やうつ病などの治療に使用されます。

物事の捉え方を『認知』と言います。

同じ物事が起こっても人によってはその捉え方は違います。

この認知の違いのせいで同じ物事が起こっても人によってストレスを感じる人、感じない人が出るのです。

例えば夏の天気の良い日

『今日は天気が良いから出かけるぞ〜』

となる人と

『暑いの嫌だから出かけたくない』

こう思う人ではストレスのかかり方は全然違いますよね。

太陽の下に出て身体を動かすほうが健康には良いのです。

認知行動療法は、このような自分の中で凝り固まった根本的な考えを変えていきます。

  • 自分なら飲み過ぎないで上手に飲める →本当に上手に飲めている?
  • 友人と付き合うには絶対にお酒が必要 →本当にお酒がないと付き合えない?
  • 酒をやめても良いことなんて無い   →本当に楽しい事なんて無い?

この認知行動療法は断酒をする上でとても大切な事です。

アルコール依存症の人間の脳みそは、条件反射のようにお酒が連動するようになっています。

まずはこの条件反射を変えていかなければなりません。

この条件反射でお酒に反応する考え方を変えていく事は、とても根気がいる作業です。

体や脳に電撃が走ったりするような感覚で、突然考え方が変わる訳ではないのです。

プロ野球選手が突然飛んできたボールを簡単そうにキャッチ出来るのも、日々のトレーニングの成果です。

日々の積み重ねで考え方を変えていきます。

考え方を変える事によって、今までお酒を飲んでいた場面に直面しても、

飲まないという選択が出来るようになります

断酒の3本柱の継続

  1. 病院への通院
    • 断酒継続のモチベーションを保つ
  2. 抗酒剤の服用
    • 断酒継続の支えになる
  3. 自助グループへの参加
    • 同じ問題を持つ人たちと関わることで、問題解決の助言や解決策を学べる。
    • 他人の体験談を聞くことで、自分の経験と照らし合わせて過去を振り返ることが出来る。

断酒を継続するためにはモチベーションを保つという事がとても重要です。

断酒を続けていくと体も心も元気になり、

お酒での問題が起きないため平穏で幸せな日常が帰ってきます。

お酒でたくさんの問題を起こしていた日々が遠い過去になります。

この時に必ず、

もうお酒を飲んでも大丈夫なのではないか・・・。

少しくらい飲んでも平気なのではないか・・・。

このような考えが浮かんできます。

必ず浮かんできます。

このような考えが出ても踏み止まれるように、常に断酒の意識を強く持たなければなりません

そのためには3本柱の継続が必要なのです。

まとめ

  • アルコール専門病院を受診する
  • 断酒を始めるにはまず身体の治療から
  • 身体が元気になったら考え方の改革
  • 飲みたい気持ちを抑え、辛い期間を乗り越える
  • 3本柱を継続して断酒継続の意識を保つ

断酒をするにはモチベーションを継続させる事が一番大切。

一人ではなく助けを求めよう

【久里浜医療センター】入院食

みそ汁・海老のふきよせ・浸し(小松菜)・ふりかけ

豚ヒレ香味焼・パプリカソテー・五目金平・もやしにら浸し・カットフルーツ(パイン)

さば味噌焼き・いんげんソテー・マカロニサラダ・シソの実漬け・ヨーグルト

今日も1日禁酒お疲れ様でした。

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