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依存症の家族、友人の方へ

25日目。アルコール依存症の人と共に生きてる人は絶対読んで!~アル中病棟編~

1月30日(日)久里浜医療センター

いいちまるです

このブログは

アルコール依存症の

アルコール依存症による

アルコール依存症とその家族の為の

ブログである。

ハイ。

いいちまる
依存症の人ってさ、心身共に

やられて大変だよね

依存症本人だけじゃなくて、

心身共にやられるのは家族や周りの人達もなんだよ

あやちゃん

【久里浜医療センター】

今日のスケジュール

10:00に外泊オリエンテーション説明。

本来久里浜医療センターでは入院1ヶ月を過ぎたあたりで『外出泊オリエンテーション』というものがあります。

土曜の朝や昼頃に出かけ、家に帰るなりホテルに泊まるなりして次の日の日曜日に帰ってきます。

目的は外出してお酒を飲める状況にあえて身をさらして、飲まないように我慢する訓練です。

リハビリみたいなものですね。

徐々に慣らしていく感じです。

ところが今はコロナ禍のためこの外出泊プログラムがありません。

完全なる缶詰状態です。

外出すればストレス発散にもなるだろうし、早くコロナ禍が明けるといいんですけどね。

ハイ。

さてさて、今日までアルコール依存症について色々と書いてきましたが、

今日は少し角度を変えてみます。

お酒の問題を抱えていないのに、

お酒の影響をもろに受けてしまう方々

に向けてのお話をしていきたいと思います。

アルコール依存症患者の

家族』の方々ですね。

依存症本人より、むしろこちらの方々の方が精神的ダメージが強いでしょう。

なにしろ本人は酔っ払って覚えてない言動や行動に、

ご家族の方々はシラフで向き合い、振り回されるわけですからね。

本人が酔っ払ってイカれて発した心無い言葉や行動も、全て受け止め傷ついているのです。

そしてこの状況をなんとか変えたいと足掻いている事でしょう。

アルコール依存症の家族

アルコール依存症の人が病院に受診するまでの現状をお話しすると、

依存症の方は自身のアルコール問題に気付いてから相談機関にかかるまで5〜6年の年月がかかるそうです。

それも最初にアルコール専門病院や保健所に訪れるのは依存症本人ではなく、その家族が訪れる事が多いそうです。

いまこのブログを読んで下さってるあなた、そして家族の方々も大変な思いをしてこられたでしょう

大切な人がお酒の病気にかかっている事を認めたくない思いや、戸惑い、葛藤があったでしょう。

でももう大丈夫です。

1人で抱え込まなくていいのです。

まずはアルコール専門病院に相談に言ってください。

また専門病院以外にも、アルコール依存症の家族が集まる『家族会』というものもあります。

家族会では病気の正しい知識、家族が取るべき行動を学べます。

そして同じような境遇の仲間と出会うことができます。

スマホにご自身のお住まいの地域、アルコール、家族会と打ち込んで検索してみて下さい。

たくさん出てくるはずです。

何も恥ずかしい事ではありません。

アルコール依存症は専門の知識がなければ、到底助けられるような病気ではないのです。

アルコール依存症に、周囲や家族がとってはいけない行動

  1. お酒を飲ませないようにあらゆる努力をし、飲酒をコントロールしようとする。
    • お酒の種類を変えてみる
    • 酒の量を制限する
    • 酒を隠す
    • 見張るなど
  2. 尻拭いをする
    • 会社を休む連絡を本人に代わってする
    • 借金の肩代わりをする
    • 物を壊したり、失禁した後始末をする

皆様どうですか?

このような事をしてしまった事が多々あるでしょう。

大切な人が相手なので、むしろしてしまうのは当然です。

でもこのしてあげる事、これが良くあるません。

むしろアル中を加速させます。

不都合な事が起こっても家族や周囲の人が色々と面倒を見てくれるので、

残念ながら逆に飲める環境が出来てしまうのです。

これにより、状況を変えようと家族や周囲の人間は奔走し、当の本人は飲酒しているという最悪な状態になります。

本末転倒ですね。

やがて心も身体も疲れ果て、あなたや家族がダウンしてしまうのです。

子供にあたえる影響

子供は敏感です。

アルコールの問題を抱える親と過ごす事で、知らず知らずにストレスを貯めます。

  • 両親の機嫌を気にし、『いい子』を演じたり、家庭内のムードメーカーになり世話を焼いたり家族関係を取り持とうと努力します。
  • 飲酒問題や夫婦喧嘩が起こると自分のせいではないか、と自責の念に駆られる。
  • 子供は顔色を伺うようになり、精神的に不安定になる。
  • その結果ストレスを身体的、精神面で表現するようになる。(喘息、不登校、引きこもり、過食、対人関係が苦手、怒りのコントロールができない)

アルコールの問題は、知らず知らずのうちに子供にまで影響を与えてしまうんですね。

愛する我が子のためにも、アルコール問題に真剣に取り組んでください。

一人ではどうしようもないという事を認めて下さい。

あなたが望めば、手を差し伸べてくれる方々が沢山いるのです。

どうか一人で抱え込まないでください。

専門の機関には助けてくれる人が本当に沢山います。

【久里浜医療センター】入院食

味噌汁(白菜、麩)・高野豆腐卵とじ・春菊浸し・ふりかけ・牛乳

めかじき味噌焼き・茹オクラ・拌三絲・ブロッコリー浸し・カットフルーツ(マンゴー)

豚肉野菜炒め・切昆布信田煮・インゲンごま和え・ヨーグルト

今日も1日断酒お疲れ様でした。

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