１月１２日（水）久里浜医療センター
いいちまるです。
このブログは
アルコール依存症の
アルコール依存症による
アルコール依存症とその家族の為の
ブログである。
ハイ。
【久里浜医療センター】入院食
みそ汁（ワカメネギ）・さつま揚煮・いんげん浸し・ふりかけ・牛乳
鰆バター焼７０g・パプリカソテー・ジャーマンポテト風・おくらおかか和え・みかん
鶏唐揚げ・ブロッコリーソテー・きゅうり胡麻酢和え・浸し（ホウレンソウ）・ヨーグルト
なんとここにきて、
入院以来初のこってりメニュー、
『唐揚げ』！！
こーれは慎重に味付けせねばです。
あ、
実はいいちまる、
病院食の味付けが薄すぎて
食べる前に醤油やマヨネーズやお酢とかで
毎度味を整えてるんでござる。
気分はすっかりシェフでやんす。
いつもはテキトーにぶっかけてしょっぱくなり過ぎたり失敗してもへっちゃらなんだけど
今回だけは失敗は許されない。
この唐揚げの味付けだけは・・・。
慎重に慎重に
まるで看護師が静脈に注射針を差し込むような気持ちでゆっくりと
醤油とポッカレモンを一滴一滴垂らす。
うん。
絶妙・・・！！
口の中で絡み合う爽やかな酸味と塩味、深いうま味、そこに唐揚げのジューシーな脂が加わり織りなす絶妙な味のハーモニー。
まさに美味！
『圧倒的美味』！！
今思い起こせば、
飲み過ぎてこってりした物を食べたくない時って結構ありました。
こんな美味しい物を食べていなかったなんてもったいない。
昔はお酒飲めない人に対して
「お酒飲めないなんて人生半分損してるよ？」
ってよく言っていましたが
今となってはこう言いたい。
「二日酔いで美味しいもの食べれないなんて人生半分損してるよ？」
てね。
さて、
話がだいぶそれましたな。
本題に戻りましょう。
断酒をしていく上で成功率を上げてくれるもの。
それはこれです。
どどん！
断酒の３本柱
１．定期的な通院 断酒継続の意思確認に役立つ。 もし飲んでしまっても再び断酒に戻りやすい。 ２．抗酒剤の服用 酒を飲めない体になる。 家族の前で抗酒剤を飲む事により家族が安心する。 家族に疑われなくなるので自分も過ごしやすい。 ３．自助グループへの参加 自分をさらけ出す、自分の弱みを言える場が出来る。 自分ひとりで抱えずに済む。 お酒を辞めている人に辞めるためのアドバイスをもらえる。
通院、抗酒剤、自助グループ。
この三つが３本柱になります。
断酒をして行く上でこの中から最低１本。
出来れば２本以上継続すると、
断酒の成功率はグンと上がるそうです。
さらに先生いわく
この３本にプラスしてもう１本
『気晴らし』
を加えると良いそうです。
いいちまるは薬での治療をしたくない為
- 自助グループへの参加
- 気晴らし
この２本でチャレンジしていきたいと思います。
入院中の更なる勉強と先生との協議の結果、
『レグテクト』という断酒補助薬を服用することにしました。
この薬は断酒薬と違って、お酒を飲んだら苦しむ。というものではなくて『飲みたい気持ちを抑える』というもので、
はっきりとした効果こそ目に見えませんが、
断酒を始めた人達でこの薬を飲んだ人、飲まなかった人で統計データをとったところ、
なんと薬を服用した人たちの方が３割も断酒成功率が高かったそうです。
なのでいいちまるは
- 自助グループへの参加
- 気晴らし
- 薬の服用
- 通院
（なぜ通院も入っているかというと、薬を処方してもらうためには定期的に通院する必要があるため）
この４本柱でチャレンジしていこうと思います！！
もちろん
気晴らしはこのブログです。
後は昨日から始めたジョギング。
入院中は暇過ぎるから３ヶ月毎日走るだろうけど、
退院してからも趣味になってくれる事を祈る。
研究によると
『酒飲みたい！』
っていう強い衝動は
１５分で収まるそうです。
飲みたい気持ちは波のように、
寄せては返す
寄せては返すと繰り返すそうです。
この波に逆らって
飲まないぞ！根性！気合いだ！
これは良くないそうです。
逆に、
波があるんだからあえて乗ろう
今は波が高いけどいずれ収まるさ
これくらいの気持ちで。
アメリカではこの衝動の波を乗りこなす事を
衝動サーフィンと言うそうです。
高い波も１５分もすれば収まるんだから
その１５分を乗り越えられる対策を練っておきましょう。
掃除や片付けでもいいし、ストレッチでも
何でも良いです。
１５分だけ気を紛らわす術を用意しましょう。
みんなで波を乗りこなしましょう！
ではでは、
今日も１日禁酒お疲れ様でした。
