Google広告

断酒してからの変化

70日目。久里浜医療センターに入院してからの今の心境〜アル中病棟編〜

3月15日(火)久里浜医療センター

いいちまるです

このブログは

アルコール依存症の

アルコール依存症による

アルコール依存症とその家族の為の

ブログである。

ハイ。

いいちまる
入院してから70日、今日は

今の心境について話すよ

今日は真面目な話だから

イラストはもう出ないぜ

Rチウねずみ

【久里浜医療センター】

今日のスケジュール

入院してからもう70日が経ちました。

長いようであっという間の10週間でした。

早いもので来週にはもう退院です。

今の心境は、退院してから飲まないでいれるかがとにかく不安です。

大好きなお酒ですからね。

今こうやってお酒の事に触れてるだけでも、

今ビール飲んだら最高に美味しいだろうな

なんて考えてます。

ハイ。

本題に入る前に・・・

本題に入る前に、今日は嬉しいことがあったので一つだけ書かせてください。

今日、Twitterのフォロワーさんから

『アルコール依存症で入院する方が心配しているので、このブログを教えてあげました』

『勝手に伝えてしまって申し訳ないです』

とコメントを頂きました。

全然申し訳なくないです。

むしろどんどん教えて頂きたいです

このブログを読んで、

お酒で悩んでる人が

『病院に行ってみるのも悪く無いかな』

『入院するのって怖くなさそうだな』

そう思ってくれたら本当に嬉しいです。

依存症を支える方々が

『依存症を支えるにはどうしたら良いのか』

『依存症の治療には何が必要なのか』

それを理解してくれたら本当に幸せです。

入院は怖く無いですよ。

あなたが普通の人であるのと同じように、

入院している人達も普通の人です。

あなたと同じで、アルコールの病気になってしまっただけです。

まずは入院と治療の決断をしたご自身を、どうか褒めてあげて下さい。

入院3ヶ月。いま思うこと

いま思う事はですね、

『あぁ、長いようで短かったな〜』

って感じくらいですかね。

別に何か変わったとか本当に無いです。

お酒を全然欲しくならないとか、

無くても気にならないとかの感情はまったく無いです。

入院前と変わらない。

変わらず飲みたい。

今日は暑かったし、ビールを流し込んだら幸せだろうな

ハイ。

入院前と一個だけ違うのは、

『病的な飲酒欲求』はありません。

頭の中が

『酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒』

っていう狂った状態ではありません。

自然体な状態です。

まぁ、

『酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒酒』ってなる時は

離脱症状で酒がないと正気を保てなくなるレベルに達している時なので

3ヶ月もお酒を飲んでなければお酒も完全に抜けてますから、

離脱症状もなく自然体になるのは当然です。

ハイ。

今後、断酒について

よく、

退院したら断酒できそう?

って質問してくる人がいるけど、はっきり言ってこの質問はやめてほしいです。

たぶん何の気なしに聞いてるんだろうけど、聞かれた方からしたら、

『知らない』

って感じ。

これだけ入院して治療してるくせに

進歩無いみたいですいません。

でも本当にそう思うんです。

自分自身が断酒できるか不安で不安でたまらないです。

今は心にゆとりがありません。

未開のジャングルに入って行こうとして不安で不安でたまらない時に

『大丈夫そう?』

なんて聞かれても

知らないし。

正直イラッとすらしてしまう。

自分が一番不安だから。

これは断酒を軽く考えてる人ほど軽く『大丈夫』って言うと思う。

でもめちゃくちゃ考えてる人だって、正直に断酒できるか自信無いとは言いません。

そんな事言ったら相手はなんて思う?

『せっかく入院したのに、勘弁してくれよ・・・』

『頼むよ・・・』

ってなもんでしょ?

だから自信がなくても言い辛いんです。

本心言っても言わなくてもただただモヤモヤするだけなので、

『断酒できそう?』

は辞めてほしい。

本心はみんな

『わからない。でもとにかく頑張る。』

しか言えない。

ご家族の方は大丈夫か不安だとは思いますが

今は

『何か協力できる事があったら協力するから、一緒に頑張って行こうね』

と伝えてあげて下さい。

本人もきっと喜ぶはずです。

入院とは

入院って、シラフに戻るためのキッカケの場所だと思う。

ブログの55日目にも書いたけど、

脳みそがお酒にやられて完全に狂ってた状態を、

入院する事によって一旦リセットする場所。

冷静さを取り戻すための場所。

入院中の『認知行動療法』で自分が今までどれだけイカれた考え方をしてたかを気付く場所。

入院したからお酒を飲む気がなくなるとか、そんなことは一切無い。

だって今まで20年間も

『お酒は美味しい』

『お酒は楽しい』

って認識し続けて来たんだもの。

たかが3ヶ月で、今までの考え方をひっくり返そうってほうが無理がある。

今まで通り飲みたくなる。

その飲みたくなる気持ちを堪える。

入院中に自分が今までいかに狂ってたかは理解した。

またその状態に戻りたくないって気持ちで、飲みたい気持ちを耐えるのだ。

自助グループは絶対に行く

自助グループに行かないって人も結構いる。

それで断酒できる人もいると思う。

行かない人は行かないで良いと思う。

依存症の治療なんて、自分に合った方法をそれぞれが見つけるしか無いのだ。

ただ、自分は自助グルループに行く。

これは絶対。

今回の入院生活で得た一番大きな収穫だと思ってる。

入院当初は、自助グループに行こうなんて思ってなかった。

行ったほうがいいらしいけど、面倒臭いなぁ〜って感じだった。

実際入院生活最初の方は、病院内で開かれるオンラインミーティングにも参加してなかった。

面倒臭いから。

でも入院中にいやいやだけど参加するにつれて、

自助グループって良いものだって思えた。

その理由についてはここに書いた。

自分にとっては本当に必要なものだと思う。

自助グループは絶対に行く。

入院で得たもの

①入院で得たもの

  1. 3ヶ月お酒をやめる事で取り戻したシラフの脳みそ。
  2. 自助グループが回復に必要な事が理解できたこと。
  3. お酒をやめるにはまず生き方を変えなければならないこと。

②周りの人から入院で治ったと思われがちだけど、違うもの。

  1. お酒を飲まないで平気になった。
  2. 病気が治った。

このふたつの解釈だけは絶対に違う。

飲みたい気持ちは入院前とそんな、劇的には変わらない。

病的な飲みたさは無くなるけどね。

ただ耐えるのみ。

クリアな思考で冷静に、お酒を飲んだらまた昔みたいに戻ってしまうと自分に言い聞かせるだけ。

それだけ。

飲みたい気持ちの大波が来た時は、その時は自分がどうなるかなんてわからない。

今できる事は

  • 通院すること。
  • 抗酒剤を飲むこと。
  • 自助グループに行くこと。

できる限りの事はやって、あとは

今日飲まない』

だけ。

3ヶ月も入院してこれだけかよって思うかもしれないけど、

本当に今の心境はこんな感じです。

明日断酒できてるかなんてわからない。

ただただ

今日一日飲まない。

これが今の心境です。

【久里浜医療センター】入院食

みそ汁(エノキ油揚)・ベーコンエッグ・茹アスパラ・小松菜ごま和え・ふりかけ・牛乳

鶏生姜焼・パプリカソテー・ぜんまい炒煮・ブロッコリー浸し・カットフルーツ(白桃)

めかじき照焼・インゲンコーンソテー・茄子ソボロ炒煮・きゅうり揉み・ヨーグルト

今日も1日禁酒お疲れ様でした。

(続けて読むのにオススメ)

↓↓クリックで作者にいいね!が伝わるよ♪

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ

-断酒してからの変化