3月14日(月)久里浜医療センター
いいちまるです。
このブログは
アルコール依存症の
アルコール依存症による
アルコール依存症とその家族の為の
ブログである。
ハイ。
【久里浜医療センター】
今日のスケジュール
依存先は違えど仲間
久里浜医療センターにはアルコール依存症の患者さん以外にも
『ギャンブル依存』と『ネット依存』
の人達も入院しています。
(詳しくはブログ44日目)
ネット依存の人たちは病棟が違いますが
ギャンブル依存の人たちは同じ病棟内で暮らしていますので、
アルコール依存の人達はちゃっかり気を使ってます。
アルコール依存症の中にもギャンブル大好きな人はいます。
むしろアルコール依存症とギャンブル依存、両方持ってんじゃね?
って人もいます。
そんなギャンブル大好きアル中は、本当は競馬の話をしたいのに我慢してたりします。
依存先は違えど、依存症という病気を持つ仲間ですからね。
仲間意識というやつです。
こんな会話をしている。
自分が依存症だからこそ依存症の気持ちが痛いほどわかるワケだ。
こういう助け合いが依存症には必要なのだ。
依存症の治療って、一人では絶対にできませんからね。
誰かに協力してもらったり、助けてもらう事で初めて治療ができます。
心の病気の治療は支え合い。
なのでコチラも自然と相手を助けようとする傾向があります。
そんなある日
そんなある日、
供用スペースが何やら騒がしいので覗きに行ったら、
競馬のテレビを大音量で見ている人たちがいた。
めちゃくちゃ盛り上がってた。
病棟内全体に聞こえるんじゃないかってくらいの大音量でテレビ観てた。
こんなに盛り上がってたらギャンブル依存の人たちに間違いなく聞こえるだろう。
本当に配慮が無い人がいるなと腹が立った。
でもよく見てみたら
え、
『いいの?』
ギャンブル依存の人たち思いっきり競馬やっちゃってんじゃん...。
依存症の治療とは何だったのか。
しかも近くで掃除中の看護師さんたちも競馬やってる事について何も言わない。
なんだこの異常な光景は。
ギャンブル依存の人たちがギャンブルしているのに止めない治療施設ってどーなのよ。
ギャンブル依存の人たちに
『競馬やっていいんですか?』
って聞いたら、どうやら
お金はかけないで、
予想だけして遊んでるんだって。
なるほど。
予想だけなら遊びだもんね。
むしろ入院中から少しくらいは触れとかないと、
退院した時逆に危ないよな。
アルコール依存症もギャンブル依存症も、
これから先依存対象と常に『簡単に手の届くところ』で生きていかなければならないのだ。
競馬実況を聞いただけで我慢出来なくなるくらいなら、
ギャンブル断ちなど到底できるはずが無い。
ギャンブル依存で入院しているだけあって、
知識がめちゃくちゃ豊富。
いいちまるは競馬とか全然やらないから意味わからなかったけど、
とりあえずこの人達が凄い事はわかった。
さすがギャンブル依存。
めちゃくちゃ詳しい。
ガッツリ外れてた(笑)
そりゃ簡単に当たるワケないよね。
むしろ詳しいだけで当てれたら、そもそもこんなとこ入院してないし。
ギャンブル依存の治療も大変
久里浜医療センターで入院中にまさかギャンブル依存の人たちと競馬を見るなんて予想もしなかった。
色々と話を聞けて楽しかった。
今の競馬とか競輪とか競艇とかって、
1年間365日、どこかしらで絶対にレースが行われてるんだって!
スマホで簡単に投票できるし。
しかも、今や夜に観客がいない所でやるレースもあるんだって!!
ミッドナイト競輪
21時~23時過ぎに開催される競輪。
自宅などのインターネット環境で楽しめる新しいスタイルが人気の理由。
これ!
観客いない所でただ選手達が走って、それをネットで賭けるらしいですよ?
もうこれってカジノ?
何これ。
ネットが普及する事によって世の中便利になったけど、
こんなヤバいギャンブルまで出来てるなんて初めて知った!!
街ではいまだにパチンコ屋がグレーゾーンで堂々と営業してるし。
そりゃギャンブル依存の人も増えるわ。
アルコール依存症は、どこでも簡単にお酒が手に入ってしまう事が治療を困難にする要因ですが、
ギャンブル依存症の人達も、いつでもどこでも簡単にギャンブルができちゃうんですね。
昔はお酒は酒屋しか売れなかったのを、
法を改正して何処でも簡単に販売できるようにしたり、
国営のギャンブルまで開催時間をどんどん長くしている。
依存症がどんどん増えていく。
そんなに依存症の人間を製造したいのか?
日本よ、
勘弁してくれ...。
みそ汁(キャベツ、わかめ)・巾着煮・二食浸し(春、人)・ふりかけ・牛乳
豚肉野菜炒め・大根サラダ・カリフラワー浸し・はっさく
さわら竜田揚げ・ししとうソテー・ジャーマンポテト風・しその実漬け・ヨーグルト
今日も1日禁酒お疲れ様でした。