2月18日(金)久里浜医療センター
いいちまるです。
このブログは
アルコール依存症の
アルコール依存症による
アルコール依存症とその家族の為の
ブログである。
ハイ。
【久里浜医療センター】
今日のスケジュール
久里浜医療センターにはさまざまな依存症の人が入院しています。
アルコール依存症の人がほとんどですが、
その他にギャンブル依存症、
ネット依存症の人が入院しています。
アルコール依存の寿命
酒を習慣的に飲み始めてからアルコール依存症になるまでには、
男性は平均20年くらい、女性は10年くらいかかると言われております。
女性のほうが期間が短いのは
女性は小柄で肝臓が小さいのと、脂肪が多い為です。さらに女性ホルモンの関係などがあるそうです。
アルコール依存症の平均寿命は51才です。
めちゃくちゃ短いですね。
それほどアルコールは人体にさまざまな悪影響をもたらすという事です。
アルコール依存症患者
久里浜医療センターでの入院期間は大体3ヶ月です。
まずは身体の治療を3〜4週間。
さらに断酒に向けたプログラムを8週間受け、退院する事になります。
身体の治療期間と依存症回復期間を合わせて約3ヶ月です。
ハイ。
久里浜医療センターでは毎週火曜日と木曜日に入院患者の受け入れが行われます。
1日に3、4人。1週間に6、7人入って来ます。
それと同時に1週間に6、7人が、依存症回復プログラムを終えて退院していきます。
ところてん式にのように毎週出入りがあるわけですね。
アルコールでの入院患者は常に100人くらいです。
【女性】
非常に少ないです。
いいちまるが入院している間、女性は入れ替わり立ち替わりで計10人くらいでした。
30代が3人、40代が2人、50代1人、60代以上4人って感じでした。
【男性】
計100人くらいですね。
全国調査のアルコール依存症の割合が、男性10に対し女性が約1なので統計通りの数字ですね。
年齢層は
- 30〜40代・・・15%
- 40〜50代・・・25%
- 50〜60代・・・30%
- 60才以上〜・・・30%
って感じです。
上でアルコール依存症の平均寿命は51才と書いたのに、久里浜医療センターには50才以上のアルコール依存症が60%もいます。
脅威の生存率ですね。
なぜこのような生存率を叩き出せるのでしょうか。
久里浜医療センターの患者が長生きする理由
久里浜医療センターに入院する患者さんは、半数以上の人が病院への入院が2回目以上の患者さんです。
中には久里浜医療センター以外の入院施設を合わせると入院歴10回以上という強者もいました。
このような常連さん達は、本来なら確実に51才で寿命を迎える方々です。
しかし定期的に入院する事によって
アルコールで弱りきった死にそうな状態から完全復活して元気になるのですね。
その姿はまさに不死鳥のようです。
当ブログ32日目にも書きましたが
肝臓の回復力たるや、それはそれは凄まじいものなのです。
ガンマgtpが1500近くあっても、1ヶ月半もすれば正常値に戻るわけです。
それが3ヶ月も入院して療養するのですから、完全復活というわけですね。
ハイ。
明らかに、
自分のパートナーはアルコール依存症だ!
と思う方は、
相手と長い人生を共に歩きたければ是非、アルコール専門病院へブチ込んでください。
確実に寿命が延びます。
それに、なんなら入院中に改心して断酒してくれるかもしれません。
ぜひ検討してみて下さい。
ギャンブル依存患者
ギャンブル依存症の方とは入院中10人くらいと会いました。
入れ替わりはありますが、常に4〜5人入院している感じです。
こちらは入院期間が2ヶ月だそうで、アルコール依存症よりローテーションが早いです。
日々のプログラムは、
ギャンブル障害についての『心理傾向』『再発予防』『認知行動療法』などです。
掲示板に貼ってる『スケジュール表』に書いてあった項目を書いているだけなので、
内容については全く分かりません(笑)
ただ『認知行動療法』はアルコール依存症治療でも行うので、内容はわかります。
というより、認知行動療法は依存症の治療に用いられる精神療法なので、
どの依存症でもこの治療法は適用されます。
同じ依存症を持った人達とグループを作り、
依存症になった対象と自分が、今までどうやって関わってきたかを話し合います。
お互いに話す事で、自分がその依存対象に対しいかに異常な捉え方や関わりをして来たのかを確認するのです。
そして、主治医の先生と一緒に考え方を修正していくわけですね。
ハイ。
ちなみにギャンブル依存で入院している患者さんに聞いたのですが
スマホを使うギャンブルが原因で入院している人はスマホ没収らしいです。
この暇すぎる監禁生活のような入院生活でスマホが無いのは相当キツイと思う。
年齢層は若めで30代が多いです。
ネット依存症患者
ネット依存の患者さん達はめちゃくちゃ若くて、ほぼ20代でした。
10代もいました。
いいちまるが入院している時はネット依存の患者さんは10人くらいでした。
ネット依存の人達とは病棟は同じでしたが、入院する階が違ったため交流はありませんでした。
携帯の持ち込みができるのかくらい聞きたかったんですけどね。
まぁ多分無理でしょう。
ハイ。
久里浜医療センターには様々な依存症患者がいて
それぞれ回復に向けて頑張っています。
【久里浜医療センター】入院食
みそ汁(わかめ、ネギ)・さつま揚げ煮・白菜浸し・パック佃煮・牛乳
酸辣湯麺・温泉卵・ミモザサラダ・ライチジュレ(杏仁入り)
鱈ソテーきのこソース・小松菜ソテー・大根サラダ・菜の花からし和え・ヨーグルト
今日も1日禁酒お疲れ様でした。