３月９日（水）久里浜医療センター
いいちまるです。
このブログは
アルコール依存症の
アルコール依存症による
アルコール依存症とその家族の為の
ブログである。
ハイ。
【久里浜医療センター】
今日のスケジュール
久里浜医療センターの入院生活でたくさんのアル中達と出会い、話してきました。
色々な話を聞く中で
アル中は酒に対して、惜しみない努力をするという事がわかりました。
今日はアル中たちの
『酒に対する飽くなき努力』
これを紹介したいと思います。
飽くなき努力
まずは、
『飽くなき努力』
とはどのような言葉なのでしょうか。
調べてみました。
『飽くなき』
- 飽きることがない
- 満ち足りることがない
- 満足してやめることがない
『努力』
- 力をこめて事をすること
- ある目的のために力を尽くして挑むこと
- 目的達成のために力を尽くして励むこと
ハイ。
つまり『飽くなき努力』とは
『飽きることなく、目的達成のために力を尽くして励むこと』
と言う事になります。
なんだか、この文章を読むだけで力がみなぎってくるような言葉ですね。
では、アル中の飽くなき努力とはどういったものなのでしょうか。
いつ何時でも
アル中は、お酒が切れたら何時だろうと
どんな天気だろうと酒を買いに出かけます。
台風だろうが大雪だろうが関係ありません。
どんなに慎重なアル中でも、必ず
酒を切らしてしまう事があります。
人間ミスは誰でも犯すものです。
どんなに慎重な人でも必ずミスをします。
大事なのは、
『ミスをどう対処するか。』
これが一番大切です。
酒が無ければ問答無用で買いに行く。
アル中のこの迅速かつ適切な対応。
この行動力は、皆様にもぜひ見習ってもらいたいものです。
アル中の創意工夫
アル中はいついかなる時でもお酒を飲めるよう工夫します。
とあるアル中が教えてくれたのが、
『午後のウイスキー』というもの。
要は午後の紅茶の空のペットボトルに
ウイスキーを入れてしまうという物です。
この人は普段、いっさい料理しないし、
なんと米すらも炊けないという人でしたが、
仕事に行く前に
『午後のウイスキー』だけは毎朝必ず作って持って行ってたそうです。
【午後のウイスキーの作り方】
『午後のウイスキー』は電車の中だろうが仕事中だろうが、
なんなら取引先との打ち合わせ中にも飲む事ができます。
ウイスキーを飲んでいる時に、午後の紅茶とウイスキーの色があまりにも似ている事から考えついたそうです。
アル中は四六時中、常にお酒の事を考えています。
だからこそ、時にこのような大発明を生むことが出来るのです。
環境問題に貢献
アル中の努力は時に、社会貢献にも繋がります。
これは先日紹介したじゅんじゅんの話。
（じゅんじゅんの説明はコチラ）
毎週水曜日の瓶と缶のゴミの日、
いつものように瓶ゴミを捨てに行ったところ、役所の人に呼び止められたそうです。
どうやら
瓶ゴミが多すぎるため
『居酒屋の人が事業ゴミを捨てているんじゃないか』
という噂になり
見回りに来たそうです。
じゅんじゅんの１週間の酒量が多すぎる為
ここの瓶ゴミだけいつもカゴに入り切らず、溢れていたそうです。
普通の人なら酒の瓶を減らすよう努力する所ですがじゅんじゅんはアル中です。
努力はもちろんお酒に注ぎます。
じゅんじゅんがとった行動は、
ゴミ箱を増やすこと。
大家に電話して許可を取り、
自分専用のゴミ箱を設置したのです。
しかしこのゴミ箱、
弱点があり非常に軽くて飛びやすいです。
そのためじゅんじゅんは
日々天気予報をチェックし、
風の強い日は重しの石を入れに行っていたそうです。
ゴミ箱の設置を市に依頼せず自分で設置し、
飛ばないように管理する。
段ボールが飛んでゴミになる事もなく、
日本のゴミ問題、環境問題に大きく貢献したのです。
ハイ。
いかがだったでしょうか。
アル中たちが日の当たらない所でいかに努力しているかお分かり頂けたでしょうか。
大発明や環境問題に対する取り組み。
この発明や取り組みを酒以外の事に回せれば、ノーベル化学賞とかノーベル平和賞とか
簡単に受賞してしまうようなポテンシャルを持ったアル中達が、
世の中にはゴロゴロいるのです。
ポテンシャルはある。
あとは酒以外にそれを向けるだけ。
ノーベル賞を取る日は近い。
【久里浜医療センター】入院食
みそ汁(豆腐、ネギ)・巾着煮・青梗菜ごま和え・ふりかけ・牛乳
鶏ソテーポルトガル風・カリフラワーソテー・拌三絲・茄子生姜和え・カットフルーツ（パイン）
ぶり照焼・茹オクラ・キノコカレー炒め・白菜浸し・ヨーグルト
今日も１日禁酒お疲れ様でした。
